ゲーテ自然科学の集い JAPANISCHER VEREIN FUER GOETHES NATURWISSENSCHAFT

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総会講演・シンポジウムの記録

第一回 一九六九年一一月三日(青山学院会館)

1.ゲーテ自然科学と現代 岡田正弘
2.ゲーテとリンネ(今夏ウプサラを訪ねて) 大森道子
3.熱帯と寒帯・乾燥と湿潤(植物生態学の海外調査より帰りて) 沼田真
4.ゲーテ色彩論とランド二色法(南窓社版「自然的世界」より) 大江精三
5.ゲーテと医学(Ⅰ) 鈴木博夫
6.ゲーテと技術 飯田賢一
7.ゲーテと医学(Ⅱ) 藤森速水

第二回 一九七〇年一一月三日(東京女子医大)

自由討論「ゲーテと形態」

第三回 一九七一年一一月三日(東京女子医大)

『ティプス』に就いて 村岡一郎

第四回 一九七二年六月二五日(エーザイ研究所講堂)

1.ゲーテは何故医学に興味を有するに至ったか 藤森速水
2.クルティウス著「ヨーロッパ文学とラテン中世」にみるゲーテ的なもの 西勝
3.ゲーテ色彩論と自然的世界(ゲーテ色彩論の実験) 大江精三
4.随想 西郷啓造

第五回 一九七二年一一月三日(ヤクルト本社ビル会議室)

1.ゲーテと進化論 高橋義人
2.ゲーテとリンネ 大森道子
3.ゲーテとクザーヌス 坂本尭
4.ゲーテの自然科学的方法論―動物哲学の原理 木村直司
5.生物学者ジュリアン・ハックスレー(一八八七―)の進化的ヒューマニズム(Evolutionary Himanism)と総合的ヒューマニスト(Comprehesiv Humanist)としてのゲーテ 原一郎

第六回 一九七三年一一月三日(ヤクルト本社ビル会議室)

1.ゲーテの自然観 大畑末吉
2.ゲーテとフンボルト 沼田真

第七回 一九七四年一一月三日(慶應義塾大学)

形態学的思考と因果的思考 伊東俊太郎

第八回 一九七五年一一月三日(慶應義塾大学)

植物学者としてのゲーテとルソー 木村陽二郎

第九回 一九七六年一一月三日(慶應義塾大学)

ゲーテとボルトマン 八杉龍一

第一〇回 一九七七年一一月三日(慶應義塾大学)

ゲーテに関する物理学者ハイトラーの見解 杉田元宣

第一一回 一九七八年一一月三日(慶應義塾大学)

ゲーテ自然科学と私 菊池栄一

第一二回 一九七九年一一月四日(慶應義塾大学)

ゲーテ『植物のメタモルフォーゼ』に学ぶ 三木成夫

第一三回 一九八〇年一一月二日(慶應義塾大学)

新しい科学史の立場から見たゲーテの位置 村上陽一郎

第一四回 一九八一年一一月一日(慶應義塾大学)

ゲーテ―精神と自然のあいだ 千谷七郎

第一五回 一九八二年一一月三日(慶應義塾大学)

ルネサンス的人間としてのゲーテ―『ファウスト』と魔術 下村寅太郎

第一六回 一九八三年一一月一二日(慶應義塾大学)

自然主義者の眼―レオナルドの水流観察 小野健一

第一七回 一九八四年一一月一七日(慶應義塾大学)

シンポジウム「ゲーテ自然科学とともに―その現在と未来」
1.教室からみた菊池先生 茂原裕子
2.因果律と根本現象 高橋義人
3.色彩論について 向井周太郎
4.ゲーテ自然科学研究の明日にむけて 菊地栄一

第一八回 一九八五年一一月二日(京都大学)

世紀末とモルフォロギー 上山安敏

第一九回 一九八六年(慶應義塾大学)

芸術としての学―ゲーテの形態学的論考における言葉 Frithjof Rodi

第二〇回 一九八七年一一月一日(京都大学)

形の思想的展開―ゲーテ・ホワイト・フィロモーフス 金子務

第二一回 一九八八年一一月一二日(大谷大学)

色・形・進化 養老孟司

第二二回 一九八九年一〇月二一日(慶應義塾大学)

ゲーテ自然学の新しさ―「かたちのオディッセイ」を書き終えて 中村雄二郎

第二三回 一九九〇年一一月二四日(大谷大学)

ゲーテから遺伝子まで 岡田節人

第二四回 一九九一年一一月九日(慶應義塾大学)

ゲーテ形態学とその周辺をめぐって 江原昭善

第二五回 一九九二年一〇月二四日(大谷大学)

Wilhelm auf der Sternwarte.  Hans Dietrich Irmscher

第二六回 一九九三年一一月一三日(慶應義塾大学)

三木成夫さんについて 吉本隆明

第二七回 一九九四年一一月一二日(大谷大学)

コスモスと自然の相貌 岩田慶治

第二八回 一九九五年一一月四日(慶應義塾大学)

構造主義生物学とゲーテ形態学 池田清彦

第二九回 一九九六年一一月三日(京都大学)

生物界における( 一と二と多)  川那部浩哉

第三〇回 一九九七年一一月一五日(慶應義塾大学)

シンポジウム「ゲーテとニーチェ―その自然観をめぐって」
1.近さと隔たり―ゲーテとニーチェのあいだ 竹田純郎
2.ニーチェにおける「ダーウィニズム」と「実験哲学」 山中浩司
3.スタイルの詩学―ニーチェのゲーテ観をめぐって 山田忠彰
4.自然・芸術・神話―ニーチェにうけるゲーテ的世界観の受容 大石昌史

第三一回 一九九八年一〇月二四日(慶應義塾大学)

Der menschliche Klassiker. Versuch einer Ann_herung an Schiller.(自己克服から生まれた哲学―等身大のシラーへのアプローチ)Frithjof Rodi

第三二回 一九九九年一一月三日(京都大学)

„Aber noch fehlt das Wort, das die Bedeutung verwahrt". Goethes
Rätzel in ”Alexis und Dora" Walter Hinderer

第三三回 二〇〇〇年一一月三日(慶應義塾大学)

シンポジウム「ゲーテとウィトゲンシュタイン」
1.ウィトゲンシュタインとゲーテ的伝統 飯田隆
2.色彩の他次元性―ゲーテとウィトゲンシュタイン 村田純一

第三四回 二〇〇一年一一月三日(京都大学)

シンポジウム「錬金術と科学」
1.ニュートンと錬金術 金子務
2.ゲーテと錬金術 高橋義人
3.ユングと錬金術 村本詔司

第三五回 二〇〇二年一一月三日(慶應義塾大学)

シンポジウム「ゲーテとフランス啓蒙思想」
1.ゲーテとヴォルテール 南大路振一
2.ゲーテとディドロ 鷲見洋一
3.ゲーテとルソー 佐藤研一

第三六回 二〇〇三年一一月三日(京都大学)

シンポジウム「ゲーテと近代の物理学者たち」
1.ゲーテとヘルムホルツ 福田覚
2.ゲーテとオストヴァルト 前田富士男
3.ゲーテとハイトラー 高橋義人
4.ゲーテとハイゼンベルク 山崎和夫

第三七回 二〇〇四年一一月三日(慶應義塾大学)

シンポジウム「ゲーテ色彩論と近代画家たち」
1.ゲーテと二〇世紀の画家たち―カラー・オーバーラップ 前田富士男
2.数理で探る画家のパレット 小林光夫
3.ターナーの表現とゲーテの色彩問題 小町谷朝生

第三八回 二〇〇五年一一月三日(京都大学)

シンポジウム「ホムンクルスとクローン人間」
1.ホムンクルス―パラケルズスから手塚治虫まで 高橋義人
2.現代の錬金術 西川伸一
3.ホムンクルスと進化論 Manfred Osten

第三九回 二〇〇六年一一月三日(慶應義塾大学)

シンポジウム「〈形〉と〈場〉の思考」
1.“ファウストの母たち”の場所 粂川麻里生
2.像と言語 宇波彰

第四〇回 二〇〇七年一一月三日(京都大学)

シンポジウム「水俣病五十年――石牟礼道子さんと私志村ふくみ」
対談「一染織家の眼から見たゲーテ色彩論」志村ふくみ(聞き手)高橋義人
(研究発表)

1.ゲーテとフィチーノ――四行詩「もしもこの眼が太陽でなかったならば……」の背景を探る 久山雄甫
2.ゲーテと南方熊楠の予見性――〈自然〉研究と〈自然〉保護 堀郁

第四一回 二〇〇八年一一月三日(慶應義塾大学)

シンポジウム「ゲーテ自然科学の集い四〇年──専門性と学際性」
1.ゲーテ自然科学の集い創立時の思い出 小谷幸雄
2.ゲーテ自然科学と医学 大濱宏文
3.ゲーテ自然科学と近代美術史 前田富士男
4.ゲーテ自然科学はなぜ『もうひとつの科学』か 高橋義人
(研究発表)

1.高橋優「フライベルクのノヴァーリス」
2.栗田圭子氏「『ヘーゲルからニーチェへ』に見られるレーヴィットのゲーテ受容」

第四二回 二〇〇九年一一月三日(立命館大学)

シンポジウム「現代においてフマニスムスはなお可能か」
1・アウシュヴィッツ以降のゲーテ──ヤスパースとクルツィウスの古典論争 高橋義人
2.>Humanismus<の諸相 南大路振一
3.クルツィウスのホーフマンスタール受容――散在する無名の人々に向けて 荒又雄介
(研究発表)

1.危機の時代のフマニテート――W・ベンヤミンの視点から 小林哲也
2.ホーフマンスタールと演出家マックス・ラインハルト――『塔』最終稿をめぐる演劇的一考察 寺井紘子

第四三回 二〇一〇年一一月三日(慶應義塾大学)

シンポジウム「美的経験と身体――ゲーテとレオナルド、感性的学知探求をめぐって」 布施英利、茂木健一郎

(研究発表)
1.雑誌『フェーブス』をめぐるゲーテとクライストの対立、橘宏亮
2.接近と凝視――E.ユンガー『冒険心・第一稿』における生の観察方法とその姿勢 内田賢一郎

第四四回 二〇一一年一一月五日(京都大学)

コローキウム「ゲーテとベンヤミン――ペシミズムとフマニスムス」
• ベンヤミンにおけるゲーテの『親和力』と救済について 影浦亮平
• 不透過なものの「聴き取り」――ベンヤミンによるゲーテの『親和力』の読解 小林哲也

シンポジウム「ゲーテと梅棹忠夫――“3月11日”後の世界と文明について」
1.ゲーテと近代文明 ゲルノート・ベーメ
2.ゲーテと梅棹忠夫 小長谷有紀

第四五回 二〇一二年一一月二日(慶應義塾大学)

シンポジウム「スピノザ主義とゲーテ」
• スピノザ哲学はどういうものか――に答えるのはなぜ難しいか 平尾昌宏
• ヘルダー『神』(一七八七) についての F・H・ヤコービの批判的考察 中井真之
• なぜヘルダーは『神』を書いたのか 濱田真

(研究発表)
1.ゲーテによるシューベルト評価の実像 渡辺美奈子
2.『ファウスト第二部』に描かれる宮廷祝祭――第一幕と第四幕を中心に 橋本由紀子

第四六回 二〇一三年一一月三日(立命館大学)

シンポジウム「ゲーテの色彩論 ―知覚とイメージをめぐって」
• 創発的オーダーとしての色彩 前田富士男
• 絵画における精神性とフォーマート――色彩・絵画が現れる場 母袋俊也
• 色・運動・時間――アイステーシスの実証科学 三浦佳世

(研究発表)ドイツ・ロマン派と「失楽園」
• クライストにおける楽園喪失――『マリオネット芝居』と手紙について 小野あさよ
• 上方への堕落――ゲーテ、シラー、ノヴァーリス、ホフマンにおける<愛>と<認識>の諸相 土屋京子

第四七回 二〇一四年一一月二日(慶應義塾大学)

シンポジウム「モナドロジーとゲーテ形態学 新たな普遍学のプログラムに向けて」
1.力と歴史――ゲーテとベンヤミンのモナド論解釈をめぐって 茅野大樹
2.ゲーテのモナド概念――文献学的報告 久山雄甫
3.ゲーテ形態学の原理としてのモナドロジー 粂川麻里生
4.哲学史の中のモナドロジー 山内志朗
5.モナドロジー的世界観の美学的意味 小田部胤久
6.モナドロジーの哲学的射程 酒井潔